コヴィー博士の「7つの習慣」を読んで、ぜひ子供達にも早いうちにこの習慣を身につけて欲しいと思いました。
でも、子供にはちょっと難しすぎるかな〜と思って買ってみたのがマンガ版。
マンガであってもちゃんと7つの習慣のエッセンスが詰まっているので、大まかにどんなことを言いたいのか、何が大事なのかってことがわかるようになっています。
本家は分厚くって読めないよ!という人におすすめ
あらすじを簡単に。
亡き父のバーを再建したいという夢を持つ歩がバーテンダーを目指して、バー・セブンで勤め始めます。
優しいけれど仕事には厳しいマスターと、店にくるお客さんとのやり取りなどを通して彼女が成長していく。
そしてお客さん達もマスターや歩とのやりとり、他のお客さんとのやり取りから色々な気づきを得て自分の生き方を見つめ直す場面が出てきます。
「7つの習慣」が有名なのは知ってるけど、本家は読む自信がない・・・という人にはまず読みやすい本書から入ってみるといいと思うんです。
登場人物が日本人だし、会社員や学生、フリーランスなど色々な職種の人が出てくるし、どんな年齢の人でも何となく自分と重なる部分を見つけられるんじゃないかと思います。
自分の日常とかけ離れていない設定の方がわかりやすいですよね。
ちゃんとエッセンスは詰まってる
マンガとはいえ間にちゃんと解説が入っていますし、大事なエッセンスはちゃんと含まれていますから、「7つの習慣」の大事な部分は十分理解できるでしょう。
もちろんかなり端折ってますから、あくまでも導入編として読むといいと思うんです。
- 主体的であること
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先させる
- Win-Winの関係
- 相手を理解する、話を聞くことから
- シナジーを作り出す
- 刃を研ぐ
私たちは受け身であることが多くて、自分で選択した結果にも関わらず、「相手が悪い」と言ってみたり。
また、誰しも緊急で大事なことは優先させるけど、緊急ではないが重要なことってのを軽視しがちです。
例えば、「俺って時間管理がちゃんと出来る、仕事の出来る男♪」って思ってる若造が出てきます。
上司のやっていることを「無駄」と切り捨てたりするんですけどね、でも、人脈作りとかって地道な積み重ねが必要なわけです。今すぐに結果が出ないけど大事なことって、たくさんありますよね?
雑談して、相手のとの信頼関係を少しずつ作っていくとか、多少の無理も聞いてあげるとか。
仕事に関する勉強とか自分の健康維持も大事だと思います。
どれも緊急性はないかもしれないけど、でも今やっておかなければいけない重要なことってたくさんあると思う。
今の若い人は飲み会に誘われても参加しない人が多いと聞きますが、ちょっともったいない気がします。
たしかに、無駄な時間だったと思うことも多いですよ。上司の昔話とか、聞いていても眠くなることは確かにある。
だけど、たまにはそういうところに顔を出してみると、相手の意外な一面を知ることが出来たりね、プラスになるってこともあるんだなあ。だから、何事も体験してみるってのは大事だと思います。
それからWin-Winの関係。
これはすごく大事なことだと思う。
ついつい、自分が勝とうとしてしまいませんか。絶対言い負かされないぞとか、自分の言っていることが正しいんだから絶対引かないぞ、とか。
でもそれじゃあ、どちらにとってもいいことがないんですよ。私も若い頃はわからなかったけど。
どちらにとってもいい方法、それを探れるのが大人なんだろうな。
このマンガだけでは、ホントに本家のエッセンスだけだけれど、でもだいたいこういうことを言ってるんだなってことはわかるので、いきなり分厚い本を手にすると挫折してしまいそうな人はここから入っていくといいと思います。